Specialインタビュー③ “思い”と“場”の大切さ

サキナビューティーラウンジ札幌・ボランティアグループ「サキナ サカス」

毎回、出展者やボランティアの方全員にお渡ししているお礼状

 

 

Part ③ “思い”と“場”の大切さ

 

 

●ーー「社会貢献したいけれど、どうしたらいいのかわからない」という人に向けて何かアドバイスをいただけますか

 

工藤:自分に何ができるかわからない、何を始めたらいいかわからない――実際、私もそうでした。たまたま早田さんからの提案で行動に移せたのです。
私たちが早田さんから教えていただいているのは、「大事なのは人の思いと、それが実現できる。サキナにはその両方がある。そしてみんなの力を合わせるとすごく大きなことができる」ということ。28年経って、それを本当に実感しています。

早田:実は、札幌ラウンジではほかにもたくさんの方々が社会貢献への関心が高く、個人で長年コツコツと寄付活動をされている方も多いんです。
やり方は人それぞれ。必ずしもチームを組まなくても、自分が納得できる社会貢献の方法を探せばいいのだと思います。

工藤:「サキナ サカス」は2020年以降、コロナ禍のため休止状態が続いています。今回の取材を通してあらためてチームの仲間と活動を振り返るなかで、人と人が協力して成し遂げる喜びや楽しさがたくさん詰まっていたことに改めて気づかされ、「早く再開したいね!」という気分が盛り上がっています。

 

「サキナ サカス」 チャリティーマーケットの歩み

*表は一部省略しています

開催回数

時期

寄付先

1

1995

阪神大震災(サキナビューティーラウンジ神戸)

2

1996

HFW(ハンガー・フリー・ワールド)*注1

3

1997

HFW

 :

        :

9

2003

HFW

 :

        :

17

2011

め組ジャパンメイクハッピー(石巻市)

18

2011

「サキナ・スマイル・サカス」東北ボランティア

19

2012

みちのく会(被災者の会)

20

2014

HFW、みやぎ子供育英基金、ノリア孤児院ほか

21

2016

HFW、南富良野大雨災害、熊本城修復ほか        

22

2018

HFW、北海道新聞社(胆振地震、西日本豪雨ほか)

23*注2

2020

北海道がんセンター(ハンドクリーム)

トータル……1995年から2020年で23回開催、

寄付金総額 約420万円

*注1  HFW=*世界から飢餓をなくす活動をしている団体

*注2  コロナ禍のため、オンライン上でのチャリティーマーケット開催

 

(左)工藤さん:早田さんの社会貢献の根底には「愛」「温かさ」があります。
私たち次世代メンバーも継承していきます

 

(右)早田さん:激動の世の中、個の人生と社会全体がどうつながっていけるか、「サキナイズム」の“個と全体の調和”がますます重要になってきます

 

 

撮影:20231月、札幌でのサキナイベントにて